シュージローのマイルーム2号店

　夜の繁華街では、営業をしていたざんげちゃんがチンピラ達に絡まれてました。が、彼女は柔術と合気道を駆使して、チンピラたちを簡単に撃破していき退却させちゃいました(￣口￣;)!!
　その様子を見ていた飲兵衛ギャランドゥは、助けられなかったお詫びに缶コーヒーをプレゼント。
　もちろん助けようにも、ざんげちゃんの強さに路地裏でブルブル震えていた仁も涙目になって出てきちゃいましたがね。

　駅前広場のベンチに座りながら、ざんげちゃんの強さに未だに怯えてる様子の仁。
　だけど、冷静になってナギの事を質問するんですが、彼女はなぜか少しの沈黙があった後、
　それは、女の子のヒミツ。
　と言っちゃいます。
　そして、彼女が『ケガレ』に対して行ってるのは、祓うのではなく、閉じ込める!!!
　聖水を入れる器に『ケガレ』を閉じ込めるんですが、この特殊な器では『ケガレ』が中に入ったり外に出たりするすり抜けができないそうな。
　神は、土地が穢れない様に『ケガレ』を排除しなければならない義務があるそうですが、ざんげちゃんは「それ以上はわからない」とここだけはなぜかうつろな目になって言うのを見て、仁は『あやふやな部分を誤魔化すところは、ナギと同じ』と感じ取る事に!!!
　でも、わからない事はどうでもいいというのが、ざんげちゃんの考えみたいです。
　私らしい私になるのが、私の目標!!
　ざんげちゃんは、改めて仁に目標を言うのでした。

　やけに神について深く追求しようとする仁の態度に、ざんげちゃんが仁を事情説明を求めると……彼は、正直に『低級霊』の話を暴露して、白亜の父である彼の西洋神学を日本に喩えようとしている事を罵りまくっちゃいます。
　憑かれた者が自身を神だと信じ込む。
　涼城の言葉を聞いて、ナギの事について自信が無くなったと告白する仁に、ざんげちゃんは「世の中にはあやふやな部分もあるの!!」として深く考え込ませない様に言い聞かせます。
　ナギはどうでもいいと考えてるのは言うまでもないけど、ただナギが神木を依り代にして顕現するという特殊な事例はない事はないが、同時に何かの霊が憑いてしまって、『自分は神じゃ!!』とナギの河を被った者が現れたのでは??と、彼女なりの見解を話してくれる。
　この時は、「まさか～」と信じがたい返事をする仁だったけど、ただ、いろんな人の話を聞いて、「つじつまが合う」と迷いながら帰宅するのだった。


　屋内は灯りがついており、誰かいるか感じになるが、ナギは未だに帰ってこなかった。
　普通に居間へ行く仁だったが……食卓には書置きがあった。
　今まで騙してた。
　すまん。　　　　　ナギ
　突然の書置きのメッセージに、仁は「え?!」と思考が固まってしまう。

　とりあえず着替えを済ませ、この衝撃内容の書置きがとても信じられない仁は、どことなく玄関を気にするが、帰ってくる気配はない。
　さらに台所には、つぐみにもらった制服と革靴が、無造作にゴミ箱に詰め込まれていた(；一_一)
　まさに信じられない行為の連続に苦悩する仁であった。
　なんで、こんなことすんだよ！

　深夜番組は放送時間終了間際だけど、この時間帯ではろくな番組すらやってなくて、帰ってくるのを待ち続けながら机の上で……そのまま眠ってしまう。
【↑こちらでは、福岡の放送局が入ってなかったら、ほとんど見る価値もないのが勢ぞろいだからな!!】
　深夜4時頃に目が覚めたが、言うまでもなく放送は終了＆砂嵐状態。
　テレビを消し、うまい棒を齧りながら、電話を側に手繰り寄せるのだった。

　そのまま朝を迎えてしまい、ナギからの電話はなかった(ToT)
　時間も8時前になってしまい、ほとんど眠れず状態のまま、仁は学校へ向かう。
　もちろん、帰ってきた時に、ナギが書いた書置きの紙の横隅に『帰ったら家にいろ　怒んないから』と追記し、もしもの為に自宅の鍵はかけずに開けておく事にしちゃいます。
　登校中、ふと神社のあった山を見つめて、突風が彼を吹き抜けると……徐々にだが、仁の中のナギの存在が希薄になっていくのを感じてしまう。

　昇降口で、仁はナギの下駄箱が気になるが、言うまでもなくここに来た形跡はなく、やってきたつぐみが仁の表情を見て『睡眠不足』と気づいて、ナギとの事を聞くのですが……彼は、ただ「休む」と一言だけぢか言わなかった。

　放課後、それとなく部長達に「ナギが来なかったか??」と聞くも姿も見ていないらしく、仁はそのまま部活動を早退して学校を出て行ってしまう!!
　あまりにも仁のただならぬ雰囲気に、貴子が『ギャルゲー的展開』妄想をやってもうたりして、本当に仁を心配してるって感じではありませんでした(；一_一)
　さらに、校門へ向かう所を掃除中のつぐみが声をかけてナギの事を言ってくるが、彼の口からナギの事を何も話さず、自身の悩みすら話さず、そのまま歩き出してしまう。


　自転車に乗った合羽姿の仁が、ナギを見つける為に町中を駆け巡る。
　だが、彼女の行方はまったくわからず、ついに乗ってきた自転車のタイヤがパンクしてしまう(￣口￣;)!!
　仕方なく、自転車を押して自宅へ帰ろうと土手沿いを通ると、突然「仁！」とナギの声が聞こえた感じになる。が、どこにも彼女の姿はなかった。

　自宅に戻って、テレビ番組を見ながら、1人でカップラーメンを啜る仁。
　もちろん、ナギが書いた紙の横隅に帰ってきた時のメッセージにも動きがなく、彼女が戻ってきた形跡もまったくなかった。
　テーブルにできた、かつて大麻が貼られていた接着跡を見てると、突如、電話が鳴ったので受話器を取ろうとするが、ディスプレイには『アオバツグミ』と出ているのを見て、なんと彼は受話器を取らずに居間に寝転がってやり過ごす行為をやってしまう(￣口￣;)!!!!
　白い猫の隣に倒れるナギの声!!!
　この夢で目を覚ました仁は慌てて飛び出したが、玄関前に黒猫が居座っていただけだった。

　翌日、つぐみは登校して来た仁に、ついに直接話しかけちゃいます!!!
　今までは無理に事情を聞こうとはしなかったが、昨夜は電話をしても出なかった事で深刻な状況だと思ったみたいで、今度はかなりしつこく問い詰めてきます。
　もう…戻らないかもしれない。
　仁の口から、まさかの一言が出てしまうのだった。
　次回は、来年1月5日の最終第13話『仁、デレる』です。
　果たして、どんな結末を迎えるのでしょうか!?


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