シュージローのマイルーム2号店

　そんな事もありましたが……目的地のキャンベルまで目前と迫っていた。
　だが、それは―― ゴーシュとラグの別れを意味していた！
　旅の終わりを知ったラグは、寂しそうな表情と様子で、ゴーシュは『テガミは書く人の心そのもの』と教えるのだけど、この当事のラグにはその意味はまったくわからない。
　それどころか、キャンベルに着いたら「お母さんとは二度と会えなくなる！」と言い、なんと母親が連れて行かれた首都アカツキに連れて行ってくれとせがんでしまうのでした(￣口￣;)!!!
　だけど、首都アカツキへ行くには、ごく一部だけに限られた通行許可証が必要！
　その通行許可証は単なる通行許可証ではなくて、それを持つという重みを理解できない事、テガミ扱いであるラグの事情はゴーシュには関係ない上にラグ自身をキャンベルまで送り届ける事、友人みたいにラグの力になれないし自分の仕事の範疇ではない事を、ゴーシュはキツくラグに言う。
　僕たちは友達にはなれないって事!?
　当のラグには、それを理解する事があまりできず激怒するが、さすがにどうしようもできないと落ち込みつつ、なんとゴーシュも眠りについてる隙を突いて、彼の心弾銃持参で首都アカツキへ向かい始めてしまったのだ！
　もちろんだけど、ゴーシュの相棒であるロダもラグが心配で後をついていきますが……ラグにとってはまったくわからない道のりのおかげで、見事に迷子になっちゃいました。
　それだけならよかったんだけど、なんとラグ自身が気づいていないうちに、鎧虫の住処に入り込んでしまっていて、彼はアリ地獄の砂の中にいる鎧虫の刃へ転落しそうになる。
　そこへ急いでゴーシュがやってきてくれて、自らのわき腹をケガしてしまった代わりにラグをなんとか救出し、今度は2人で力をあわせて鎧虫に心弾銃の一撃を放つ。が、今回の鎧虫は、それを見抜いてるかの様に、間接の隙間を防いでしまって失敗してしまう(￣口￣;)!!!
　思い切った作戦に出ないと、鎧虫を倒せないと判断したゴーシュは、この鎧虫が下顎の槍を撃ってきた時を狙って飛び込むというイチかバチかの勝負を行おうとするが、思ってた以上にケガが酷く、ラグもそんな彼を見て心配になってしまう(ToT)
　そんなラグに、ゴーシュが「君には、『テガミ』には大切な『こころ』や『きぼう』『願い』がたくさん込められているのです。命をかけて、きみを必ずキャンベルに届けます。それがテガミバチの仕事ですから！」と言って、ラグを勇気付けます！
　男の子なら強い心で、しっかり銃をかまえていて下さい！
　ゴーシュの言葉に、しっかりと心弾銃を構えるラグ。
　2人の心弾が装填された時、いつもの違う心弾装填を感じるゴーシュ。
　その答えは……ラグの左目である精霊琥珀が心弾銃と共鳴しているから！
　ラグの左目の精霊琥珀を見たゴーシュは、それを理解する。
　そして、普通の心弾銃とは違う赤い光の心弾が放たれ、見事に鎧虫を破壊する事に成功するのでした。

　鎧虫を撃破した瞬間、再び溢れ出す2人の心の欠片。
　ラグは、彼の母がどんな思いでラグの左目の義眼を精霊琥珀にしたか??
　ゴーシュは、首都勤務のテガミバチになった影響で、妹のシルベットが悲しんだ想い…。
　互いの心の欠片を見た2人。
　しかし、当のゴーシュは怪我が酷く身動きがとれないくらいになってまして、なんとラグが自分より遥かに重いゴーシュを背負って、目的地のキャンベルまで泣きながらも必死に歩いて進む。
　ボクはテガミ、『こころ』だし、きぼうですから…。


　意識を取り戻したゴーシュ。
　そこは、目的地のキャンベルにある『ラグの配達先のサブリナおばさんの家』であった。
　ラグは、ゴーシュが意識を取り戻すまでの3日間、付きっ切りで看病をしていたそうで、すっかり熟睡しちゃってました(＞▽＜)
　ところが、ここで職業病が出てしまったみたいで、手当て＆看病をしてくれたラグへの感謝よりも先にテガミを届けたって意味での受領書へのサインを求めてしまい、予想通りに追い出されちゃった！
　もちろん追い出す際、ラグも起床しておりましたが(T_T)
　おばさんはある程度は理解していたからいいが、外海から海賊も立ち寄る違法港という事から、国家公務員のゴーシュには町の住民はそれを遥かに超えるくらいに冷たく、仕事完了の報告などを行おうと町の人の住宅を訪ねても門前払い。
　さすがのゴーシュも途方にくれていたところへ、ラグがおばさんから持っていく様にと、食料と水を持ってきてくれました(＞▽＜)
　それを見たゴーシュは安心したかの様に、あのおばさんならラグを大切にしてくれるだろうと言い、ラグの事を自らの口から『友達』と読んでくれるのでした―。
　もう配達は終わったんだよ。
　君はもうテガミではなく、一人前の男なんだ。
　そう言いながら、ラグを抱きしめるゴーシュに、ラグは嬉し涙をやっぱり流しちゃいました(＞▽＜)

　やがて2人に別れの時がやってきます。
　街の扉から外へ出ていくゴーシュの背中に、最後まで涙を流して誓うラグ。
　さよなら、ゴーシュ。
　ボク、思ったんだ。
　いつか、いつか、あなたの様なテガミバチになりたい！
　その想いを胸に……5年後！
　ラグも12歳となり、左目には精霊琥珀が見えない様に当て布をしていました(＞▽＜)
　必ずテガミバチになって、アカツキに行くからね！
　ゴーシュと自分の母親との再会を胸に、いよいよラグのテガミバチになる為の道のりが始まる―。

　次回のテガミバチは、第3話『泣き虫少年、テガミ少女』です。
　いよいよ、規制対象ライン少女が出てくるぞ～(；一_一)
　これをそのままダイレクト放送したら、本当に テレ東は神 と言われるのは確実です！
　ゴルゴ13でも、タバコ以外はフリーダムな事をしたんだから、ニッチのアレを規制しないでほしいというのは本音でありますが、それも無駄だと思ってます(ToT)


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