シュージローのマイルーム2号店

　1回裏の西浦の攻撃。
　先頭の泉は、上げてしまえば外野を越す力はないって事で、センターフライ。
　ヒット⇒送りバントで、2アウトランナー2塁で、4番の田島に回ってくる。
　捕手の倉田も『田島の力は泉と同じくらい』と読んだみたいだけど、田島は外野の守備隊形からすぐに相手の配球を読んでライトへ転がす形でヒットを放つ。が、ライトで前正捕手の直正の強肩によって、2塁ランナーはホームタッチアウトになってしまい、この回は無得点で終了(>_<)

　2回表攻撃前、迷いながらグラウンドに出ようとする阿部に、監督が声をかける。
　アタシからサイン出そうか!?
　これは、阿部にとっては屈辱を意味する指示(>_<)
　彼は、頑なに自分でやらせてほしい と嘆願してしまいます…。
　そんな安部の姿を、ピッチャーマウンドから見た三橋は、1回表の時に手を合わせて感じた『手が冷たい』って事をかなり気にしている様子で、三橋の心境に不安が漂い始める。
　ここは、花井が後ろから声をかけてくれまして、三橋は『阿部くんは大丈夫』と思いながら、とりあえず前向きな気持ちで投球に入る―― のはいいが、さすがにグラウンドで脇くすぐりはヤバイと思うぞ～、花井くん。


　3点先制の上に相手に得点を許さなかった事で、美丞ナインの空気はなかなかいい感じに。
　もしも、崎玉の大地が外野手に転向したら……とつい思ってしまうくらいの強肩ぶりですって(><)
　直正は外野手の楽しさを少しずつ味わってきてる様子でして、それを見てた倉田は直正の肩の凄さにショックをうけてしまうも、ここは正捕手が凹んではダメとばかりに無理やり気持ちを前向きにしていく。
　だが、ここで、ナインからの忠告が入る―。
　どうやら彼は、塁上でのラフプレイぎりぎりの守備をした経緯があるみたいで、3回戦でも同じ忠告を受けたみたいです。
　今回、それをやったら、ナインにも監督の顔にも泥を塗ってしまうのは間違いないみたいです…。
　なんか、いろいろとフラグを立ててきてる感じがするぞ～(ToT)


　2回表の美丞の攻撃。
　先頭打者は、田島の守備でアウトになるも、次の倉田に配球を読まれてライト前に打たれてしまう。
　盗塁を決められたけどスリーバントスクイズ失敗でツーアウトになるも、その次の川島にカーブを打たれて長打になってしまい、さらに1点を追加されてしまう(>_<)
　その次はまっすく3球で三振をとって攻撃を終わらす事ができた…。

　なんとか攻撃が終了した後、最後の三球三振した際に外角のみを振った場面を見た三橋は、すぐさま自分が持っている相手チームのデータが書かれた紙を見て驚愕する。
　相手は、調べたデータと逆のコースを打たれている事を…。
　偶然じゃなかったら、せっかくのデータが役に立たない。
　つまり、阿部のリードも役に立たないし、リードどおりに投げる投手よりも、速球や左投げの方が役立つので交代させられる可能性がより濃くなってしまうのだ!!
　それでも、打たれ続けるよりはマシ！
　三橋は、ものすごく号泣一歩手前の表情で、作戦を考えてる最中の監督と阿部の下にやってきて「コ…コースが…違う」と勇気を振り絞りまくりながら報告します。
　田島が訳してくれた事もあって、監督はようやく三橋の言葉の意味に気づいて、阿部に打たれた時の配球を簡単に言わせてみまして、彼もようやく理解しました。

　で、念の為に三橋に聞いてみたんだけど…。
　
　そんなにやったら、三橋が余計に萎縮しちゃうって(>_<)

　とりあえず、美丞の打者が好きなコースにはバットを振らないのは、ボールだから！
　それはつまり、得意なコースにはボールといった鉄則になってる阿部のクセが見破られてる事を意味している。
　同時に、それは 三橋のコントロールが災いしてる事(>_<)
　これって、西浦にとっては最悪のパターンじゃないか!!!


　2回裏の西浦の攻撃。
　三橋がグラグラしまくりで阿部はガーガーって状態なので、自分が打っていかないと！と思って、バッターボックスに立つ花井。
　田島は、一塁ベースから引っ張りを指示するも、花井はいつもみたいにセンター方向に打つ。
　だが、二遊間ががっちりと守ってた為に、ゴロアウトに…。

　これを見て、監督もようやく美丞が徹底的にデータを調べつくしまくってた事を知る。
　そこで彼女が考えたのは、自分の特徴と相手の守備をよく見る事!!
　いわば、1人1人が、相手の守備位置を見てよく考えて打席に入る様にって事ですか(><)
　これはちょっとばかし、難易度が余計に高くなってしまった気がしてきました…。
　結局、この回の攻撃も三者凡退で終わり、阿部も投手にレガースを手伝わせるくらいに切羽詰ってます。

　守備位置につく際、泉も花井も守備位置が動いてた事に気づいてなかったのですが、田島だけはそれに気づいていたみたいで、とりあえずは彼に聞いて得点のチャンスに……って、後で三橋に言った言葉を思い出してどないするねん!!

　レガースを装着してる間、阿部は三橋に自分のサインどおりに首を振らせたりしてのダミーサインの作戦を提案。
　三橋もそれを了承して、急いでグラウンドへ…。
　―― てか、三橋は首の振り方を知らなかった。
　そんな訳で、投球練習の際、首の振り方を阿部に確認してもらう事に。

　それもそのはずで、彼は中学の頃は、サインすら出してもらえず、首の振り方どころの話ではなかった。
　それを思い出した阿部は、それを思い出し、確認でやった首の振り方でばっちりだと言ってから守備位置に戻っていきました。


　3回表の美丞の攻撃。
　みんなが守備位置についたところで、阿部が一声をかける。
　みんな、締まって行こう!!!

　次回のおおきく振りかぶって～夏の大会編～は、第9話『研究されてる』です。


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