シュージローのマイルーム2号店

　グリードの最期にして遅めの反抗期！
　お父様の元に戻ってきたグリードは、そのままお父様を炭化にしようとする。
　しかしお父様は、そうはさせまいと、なんと体内に戻ったグリードを自らの口から手を突っ込んで引きずり出し、なんとそのままグリード自身を噛み砕いてしまいました(>_<)
　
　原作よりエグイ感じにしてるぞ～!!
　お父様を倒す事まではできなかったグリードだけど、それでもやられたという悲壮感はまったくなく、消えていく中でエドやリンたちを見守りながら満足な気持ちで消えていきました…(ToT)
　
　じゃあな、魂の……友よ。

　だが、そんな悲しみに浸る暇すらなく、エドはお父様の脆くなった体にコブシの一撃を加える！
　体に穴が開き、お父様の体内にあったクセルクセスの民の魂がすべて解放される―。
　しかし同時に、その穴から新たに這い出たのは、黒い触手!!!
　それはお父様を捕まえ、一気にその穴の中へ吸い込んでいったのでした…。


　元の、フラスコの中の小人の姿のお父様は、 真理の世界 にやってくる。
　神の力が自分のものにならぬと信じられぬお父様、いや―― もはやフラスコの中の小人というべきかも???
　そんな小人に声をかけてきたのは、自分と同じ存在な『それ』だった!!!
　『それ』は、小人自身が、自分を信じていないから と断言し、さらに小人は単に他人のモノを盗んで人の姿を形成しただけで、小人自身は何も成長していないと断罪するかの様な口調で語る。
　突然の言葉に憤怒する小人。
　完全な存在になり、この世のすべてを知りたかったはずなのに、それを邪魔しようとする『それ』に反論。
　すると『それ』は、自らを名乗る…。
　
　お前達が“世界”と呼ぶ存在、　あるいは“宇宙”　　あるいは“神”
　あるいは“真理”　　あるいは“全”　　あるいは“一”　
　そして、私は“おまえ”だ。
　思い上がらぬ様、正しい絶望を与えるのが真理という存在。
　だから、お前にも絶望を与えよう―。

　すると、小人の後ろにあった巨大な真理の門が開かれ、巨大な目が開かれる！
　それから発せられた無数の触手は、小人を捕らえ門の中へと引きずり込んでいく。
　
　私はどうすればよかった、どうすればよかったのだ!!
　そんな小人のむなしい叫びなど関係なく、触手は小人を門の中に引きずり込んでから門を閉じる。
　小人が門の中に消える模様を見守った真理には、小人はすでに答えを見ていたというのだった。
　思い上がった者に絶望を…。
　お前が望んだ結末だ。
　言うまでもありませんが、2つの小人役も家弓さん2役でお送りいたしました♪


　すべては終わったが、アルはもう戻ってこない(ToT)
　仕方なかったとはいえ、メイは自分がやってしまった行為を悔いる様に泣き続けていた。
　エドは、メイを責める様な事は一切せず、これはアルが決めたことだと慰めます…。
　リンは『通行料』があると言って、ランファンが手にしていた『賢者の石』が入ったビンを提供しようとするが、エドにとっては、それを使う事はアルとの約束－自分らの体を取り戻すのに、賢者の石は使わない－を破る事を意味する!!

　ほかにも方法はあるはず…。
　必死になって考えるエドに、今度はホーエンハイムが自分の命を使ってアルを取り戻す様に提案する。
　ちょうどひとり分のこってる―。
　彼からの提案に、エドは自分らの体がこうなったのは自分らの責任で、アルを取り戻すのに人の命は遣わないとしつこく言ってきたはずなのに、なぜ命を懸ける必要があると必死に反論する。
　それは、父親だから と語り、必要とか理屈とかじゃなくてエドとアルが大事で幸せになってほしいからこその願いであると同時に、エドたちをこんな体にしてしまったのは、2人を今まで放置していた自分にも責任があるから、最期くらい父親らしい事をさせてくれと謝罪の言葉をかけます(ToT)
　バカ言ってんじゃねぇよ、クソ親父!!!
　二度とそんな事を言うな、はったおすぞ！
　ホーエンハイムからの謝罪の言葉に、エドもついに涙腺崩壊(ToT)
　これには、もうホーエンハイムも「すまなかった」と言うしかありませんでした…。
　原作では、ここで「やっと親父と呼んでくれた」と一安心した様な感じで言うんですが、もちろんこの台詞部分はきちんと後の方でまとめられてます♪

　親子の確執も解消されたところで、エドの思考再開!!
　かつて、リザやロイが言った言葉を思い出すエド。
　そして、自分の両手を見た時、ようやく1つの名案を思いつく！
　そんなエドの近くで、未だにアルの鎧の亡骸を前にして号泣するメイ。
　ただ見守る事しかできない、この戦いに協力してくれた人々…。
　それらを胸に、思いついた名案を実行に移す。

　彼は、落ちていた鉄骨の欠片を拾うと、擦る様に何かを描き出した。
　
　それはまぎれもなく、人体練成の陣!!!
　
　ちょっと行ってくるわ。
　鋼の錬金術師、最後の練成にな。


　自分の真理の前にやってきたエド。
　アルと取り戻す代価は、エド自身の肉体……ではなくて、エドの真理の扉！
　これをどう使おうが、エド自身の勝手だと断言します。
　真理の扉は、全ての人間の内にある。
　いわば、全ての人間に錬金術を使う力があるという事…。
　それを失えば、二度と錬金術が使えなくなる―。
　エドにとっては、真理に魅せられて錬金術で何もかも解決しようと思い込んでた故の傲慢。
　それに踊らされていた事に気づいた…。
　真理は「錬金術が使えない、ただの人間に成り下がるか??」と最後の問いをしてくるが、エドからすれば、かつてキメラにされた女の子1人すら救えなかった、ただの人間だと理解していて、たとえ錬金術が使えなくなっても、自分らを信じてくれた仲間がいると断言します♪
　そして、最後の錬金術の力で、自分の真理の扉を破壊する！
　
　正解だ、錬金術師。お前は真理(オレ)に勝った。
　持って行け、全てを。
　そう言い残し、エドの真理は消滅していきました…。
　そして、勝手口である扉の前には、アルが座って待ってました。
　
　半年以上ぶりの、生身同士の兄弟再会♪
　
　そして、現実世界への扉が開かれる―。

　現実世界に戻ったアルは、ようやく意識を取り戻す♪
　そして、父のホーエンハイムと握手を交わしまして、生身の暖かさを感じます(≧v≦)
　一番心配していたメイも、号泣しながら再会を喜ぶのでした♪
　♪未来の嫁さんを泣かせちゃあダメよ♪


　夕方になり、すべての戦いが終わった。
　ラジオキャピタルでの放送から―― ロイ＆オリヴィエ率いる部隊が、国民の大多数を犠牲にする大実験を企てた軍上層部を攻撃し中央師弟部議会などを占拠した事や、その悪逆非道な実験を敢行しようとした幹部の2人を拘束し、両群率いる国軍も武装解除した事、そしてブラッドレイとセリムは混乱の中で命を落とした―― とアメストリス国中に報道されるのでした。
　その中で、エドはブラッドレイ夫人にセリムを届けるのでした―。

　ホーエンハイムは、フラスコの中の小人が消えた場所に立っていた。
　小人がフラスコの中にいた頃の事を思いながら…。
　そこにアームストロングがやってきまして、エドとアルを病院に収容した事や、2人がいなかったらこの国は救われなかったと感謝のお礼を、ホーエンハイムに行いました。
　その言葉に、ホーエンハイムもお礼を言って去っていきます―― その目に涙を流して…。


　ホーエンハイムがやってきたのは、トリシャの墓の前。
　彼は、トリシャに向かって、エドが自分を“クソ”親父 と呼んでくれた事を報告。
　
　人より長く行き過ぎる人生なんて、しんどい事ばかりだと思っていた。
　だけど、トリシャや息子たちに会えて、生きててよかったと心から思う様になった。
　十分、充実した人生だった…。
　ありがとう、トリシャ…。
　それでもやっぱり、死にたくない と思っちゃうのもわかりますね(ToT)
　アームストロングとの対面からこの映像部分はアニメオリジナルでありますが、やはり追加してくれてよかったです(≧v≦)


　それから数時間後、トリシャの墓にやってきたピナコがやってくる。
　そこでホーエンハイムの姿を見かけるのですが…。
　
　なんてしあわせそうな顔で死んでんだ…。

　まさかここで、シドのレインでスタッフロールが来るとは思ってませんでしたよ～(>_<)
　ちょっとウルってきちゃった…。
　もちろん次回の鋼の錬金術師FAは、ついに最終回！
　最終第64話『旅路の涯（はて）』です。


【今週の番外編】

　
　来週、いよいよアニメ最終回だぜ。

　
　今月号のガンガンも完売しちゃったおかげで、
　9月号に最終回を再度掲載される事になったし…。

　
　だが、今月号のガンガン作品も見ていた猛者には、
　ほかの作品とかが見れなくて困ってるのではないか!?

　
　まあ、大きな動きがあったのは、
　ソウルイーターとHEROMANと屍姫ぐらいなもんだけどな…。

　
　その3つの共通点っていったら……大小の鬱展開発展中 ではないか…。

　
　荒川先生も連載意欲に関しては、オレ様を越える強欲さだぜ。
　もう来月号から、獣神演舞を連載再開させるそうだからな…。


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