シュージローのマイルーム2号店

　そんな訳で、雪輝の宣戦布告は無事に終了。
　2人とも、自宅には戻らずにネットカフェで避難をしておりました♪
　もちろん、あのユッキーは、演技 だった模様で、台詞の内容などの一連の流れを考えたのは、実は由乃でした。
　全部終わって、もういつもみたいに純朴少年っぽい表情に戻ってる雪輝は、由乃にお礼を述べると、これだけで彼女も赤面するくらいに嬉しすぎる限りだな～ってのがわかりますね。
　これだけ見たら、あのヤンデレ と双璧をなす人とは思えないが。
【↑こらコラ、それ は心臓に悪すぎるから(＞_＜)】

　だけど、この時点では、まだ11thの野望を阻止できた訳ではないのは事実。
　なぜなら、バックス市長の狙いは、かまどの未来日記強奪 だから。
　かまどの未来日記の能力を利用して自分のコマとなる孫日記所有者の手下を増殖するのが目的で、その為に、市の補助金で運営している母の里を解体して、同じ補助金の一部で運営しているサーバーの維持費も断ち切るという手段に出たと推測する由乃。
　だからこそ、次の一手は、かまどとの同盟締結。
　それを遂行できる為のシナリオも、由乃はちゃんと作ってまして、雪輝に進呈……って、ここまでの流れの間に、雪輝の目の前でお着替えタイムを敢行しないでくださいよ☆彡
　そんな訳で、雪輝にはかまどの説得を担当。
　でも、自分の力で相手を説得できるのかと不安げになる彼に、由乃は押し倒して自らの全身を彼の身体に身を寄せた上で、まるで雪輝の心をも黒く染める様に説得の言葉をかける。
　許さないよ…。
　ユッキーは、すべての所有者を殺して、
　私も殺して、神になるの。
　ユッキーのパパもママも、
　ワタシも幸せにしてくれると約束したでしょ♪
　彼女の誘惑に、雪輝もこの道しか残ってないのだと、改めて決意を強くしてしまう―――!!


　同じ頃、ベイサイトの喫茶店で情報交換を行ってるみねねと西島。
　西島も、11thの正体がバックス市長という事実に驚愕した上、自身も、本日からの配置換えによって『市長護衛の任』に着く事になってしまったというのだ。
　これによって、西島は、雪輝側と市長側のどちらかの味方をすると同時に、どちらかの敵になる展開に。
　当然、みねねにそこを茶化されました♪

　さて、今度はみねねが頼んだ依頼についての話に。
　前に、我妻家の庭から発見された3体の死体のDNA鑑定が行われ、そのうちの2体は、由乃の両親で確定された。
　残る1体についてはまだだが、現在、証拠となる物を得に、秋瀬が動いてるとの事!!!!
　実はというと、遺体となった由乃の両親は、子宝に恵まれなかった という。
　そう、由乃は、あの悪鬼羅刹の両親に引き取られた 養女 だったのだ!!!
　あと、死体と遺体の言葉の使い方は間違えておりませんので、あしからず!!!!


　それからしばらくして、山道を車で通行しているバックス市長陣営に向けて、雪輝たちの反撃が始まる。
　どうやら、由乃のシナリオどおり、かまどへの説得は成功したみたいで、すでに母の里にいる孫日記所有者の子供たちと一緒に襲撃態勢に入ってました。
　かまどたちからすれば、母の里が追い詰められてる状況。
　雪輝たちからすれば、11thに日記を奪われたくない状況。
　互いの利害は一致しておりますが、7thの件で少しばかりは雪輝たちと面識があるターくんだけは、雪輝を全然信用してません(≧▽≦)
　なので、そんなターくんにも、信用という武器 を用いて、由乃の未来日記の能力をコピーさせて雪輝を監視させるという一手を加えさせたのですがね。

　雪輝（由乃シナリオ）の考案による、三者所有者同盟の11th襲撃作戦。
　まずは、雪輝が先陣を切って足止めをしてる間に、タイミングを図って、別働隊が煙幕を張り全員で総攻撃をかけるという、中東などの路上でよく見かける襲撃シーンを実行に移すという。
　ついでに、お鈴の孫日記で子供たちの動きを把握しながら指揮をし、ターくんは、かまどの護衛及び雪輝の監視です。

　作戦を終えた後、雪輝の元にお鈴がおにぎりを持ってくる。
　お鈴はターくんと違って、御目方教で今は亡き愛と一緒に雪輝と面識がある為に、彼が悪い人じゃないというのは把握済み。
　彼女と愛の登場は、第4話 と 第5話 を参照っす。
　彼女の話では、かまどは最初から、自分から神になる という発言を一度もした事がなく、逆に彼女を神にしようとしているのが自分たちだと吐露する。
　それは、かまどならばいい世界にしてくれる という気持ちから生まれた動機だった。
　話を聞いた雪輝はつい、お鈴にこの作戦からの撤退を告げるが、もはや不可能の状況になってました。

　そんな事もあり、複雑な心境を抱える雪輝。
　しかし作戦は、ついに開始される――！


　バックス市長を乗せた車は、何も知らずに進んでいた。
　そこへ、道路封鎖を装った子供たちによって足止めされた上に煙幕で視界霍乱を行うと、雪輝も一緒になってバックスを守る警護たちを次々と切りつけていく。
　護衛をしている西島には驚愕の一言なんだけど、バックス市長は、市役所で自分たちの手を予知したはずの雪輝が攻めてきているのを疑問に思っていた。
　襲撃は順調に……と思われたが、バックス市長は自分が乗る車からパネルらしきものを発動させて機動させる。
　それはなんと、電波妨害機 で、これによって、孫日記の機能がサーバー接続エラーしたのだ(￣口￣;)!!!
　まさかの事態に驚きと戸惑いを隠せない8thの軍勢。
　だが、雪輝はこの状況を利用して、次々と子供たちを銃殺。
　さらに、殺戮モードに入ってる由乃も、虚を突かれたお鈴の首を飛ばし、裏切られたのをようやく理解したターくんの胸を突き刺して惨殺する暴挙を実行する。
　そう、最初から8th側と同盟を結んで11thの罠にハマるシナリオを作りながら、かまどを殺害する戦術だったのだ!!
　雪輝は、子供たちの願いを聞き届けたとして、自分が神になって、みんなをハッピーにする と空しく告げた。

　由乃によって致命傷を負ったターくんは、最期の叫びを述べて絶命。
　逃げてください、院長――！
　ターくんの最期の叫びを聞いたかまどは、涙を流しながらもその場から逃走。
　そして斜面を下って道路に出るなり、その場に駆け寄った西島運転の市長乗車の車に乗って立ち去ってしまう。
　だけど、このまま逃がす訳がない雪輝＆由乃。
　なんと、近くに停車の車に乗って運転 をしちゃいました(≧▽≦)
　まあ、名探偵コナンの工藤新一も、子供の頃に父親に連れられて射撃訓練を受けてたくらいですし、実際、14歳で車の無免許運転をしてる人たちも日本でもいますから【実話】


　車でバックスたちを追う雪輝たち。
　運転中って事で、雪輝は自分の未来日記を由乃に預けたのだが、由乃はその時、彼の未来日記に記載されていた内容を見て驚愕してしまう。
　3体目の死体の身元が判明したと!!!
　それを見て、今まで余裕の表情を見せていた由乃の表情が険しく固まってしまう。
　証拠はどこにないはず――― しかし、監禁事件の際の軽蔑する雪輝の表情が再び出てしまったら―！
　焦り出す由乃に、雪輝は彼女に触れてから、ボクがついてる と安心感を与える言葉をかけながら、彼女の手を握り締める。
　決して、離さないから…。

　施設の子供たち全員が殺害され、自暴自棄気味になってるかまどは、バックス市長に八つ当たり。
　でも、バックス市長からすれば、まったくのお門違い。
　敗北の責は自らが背負うものという事で、自身の未来日記『The watcher』の能力を持つ携帯を取り出す。

　車を止める為、日本では考えられないカーチェイスを演じまくる雪輝。
　由乃は車を止める為、銃でタイヤをパンクさせてストップさせようとするが、なんとかわされてしまう!!!
　これを見て、雪輝は、バックス市長の未来日記は自分と同じタイプかもしれないと推測したので、自分の未来は予知できないはずだとばかりに、由乃が直接、バックス市長を狙い撃ちをするも、これもかわされてしまう。
　まさかの展開になってしまった雪輝は焦りつつも、今度は車ごと壁と挟む様にして体当たりを行い強制停車させようとするが、途中の防護壁を突き破って下の道路へと見事すぎる着地をやっちゃったよ!!!
　普通ならありえない見事な着地だけど、実際にそれをやったら衝撃はハンパないってツッコミは無視っすね。

　衝撃は強かったけど、なんとかエアバックで助かった雪輝＆由乃。
　そしてこのまま、バックス市長の元へやってきてはそのまま銃口を突きつけるのだけど、当のバックス市長は、予知どおりに味方がここにやってくると余裕の表情を浮かんでいるのだ。
　それも、由乃の味方 というのが!!!
　市長の言葉を聞いて、まさかと危機を募らせる由乃。
　そこへ、1台のバイクが雪輝たちの前にやってくる。
　そう、彼女にとって恐れてた事態――― 秋瀬が登場したのだ!!
　まさかの事態に、せっかくバックス市長に向けてた銃口や目を逸らしてしまった由乃。
　その隙に、持参している銃が西島によって弾き飛ばされ、バイクの運転手を担当したみねねも、全員が動かない様にと、誰も見たくもない恐怖のパイナップルを片手持参で脅迫したのだ。

　彼女がここにやってきたのは、面白そうな匂いがしたから。
　さらに、途中の道のりで秋瀬を拾っては鑑識課に立ち寄り、警察無線を頼りにここまでやってきたというのだ。

　秋瀬は、これ以外 は、3体目の死体に一致するDNAはなかったと由乃に向けて証言すると、雪輝に向けて1つの小さな箱を投げて手渡す。
　箱の中身は、由乃が養女として引き取られる前の養護施設が預かっていたという『へその緒』だったのだ!!!
　秋瀬はこれを手にして、そのまま鑑識課で3体目の死体とへその緒のDNAを比較してもらった結果、目の前にいる由乃が子犬みたいに怯えまくりの表情を浮かべている程の衝撃の内容が公表される。
　その結果、2つのDNAは一致した！
　突然の告白の意味を理解できない雪輝に、由乃は聞いちゃダメと大慌てする表情で訴える。
　秋瀬は改めて、その事実の意味を分かりやすく説明を行う。
　3体目の死体の正体は、我妻由乃。
　本物の彼女は、すでに死んでいるんだ。
　そこにいるのは、我妻由乃の偽者だ。
　あまりにも驚愕すぎる事実を述べる秋瀬は、すぐに離れた方がいいと告げる。
　偽者と言われた由乃は、必死に『信じて!!!』と訴える。
　しかし、突如の秋瀬からの言葉を聞いた雪輝は、つい由乃から離れてしまいました。
　ユッキィーーー!!!!
　悲鳴にも似た感じの由乃の叫びが、辺りを木霊するのだった――!!!

　次回の未来日記は、第20話『データ転送』です。


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