シュージローのマイルーム2号店

　なんとか、海底に脱出できた5人。
　ハイプリエステスによって失われたポルナレフの分の酸素ボンベなどは、承太郎が予備分を提供して事なきを得る。
　敵は、金属やガラスなどの鉱物に化けても魚や海水や泡に化ける事はできないので、一行を追撃してくる気配はなかった。
　やがて、予想とは違ったけど最初の目的地の海底トンネルに到着しまして、あとは、岩づたいに泳いで上陸していくのみ。
　ところが、一行が泳ぐ岩盤の下側を見てみると――！
　
　ハイプリエステスが待ち受けていたのだ。
　まさかすぎる敵の奇襲にかわすのが不可能な一行。
　そして、このままハイプリエステスによって――！
　
　一気に中へ吸い込まれてしまうのであった。

　敵の奇襲によって、ハイプリエステスの口の中に吸い込まれた一行。
　石や岩と同様に、海底もまた広い鉱物みたいなものだからこそなせる業だった。
　そして、吸い込む力があまりにも強力なのは、本体がすぐ近くにいる証明。
　事実、ミドラーは ここから7メートル上の海岸 にいるという。
　そんなミドラーは、どうやら承太郎が好みのタイプらしい。
　ポルナレフは、その心境を利用して承太郎に口説かせようとしてくる。
　一度、あんたの素顔を見てみたいもんだな。
　俺の好みのタイプかもしれないしよ、恋に落ちる…かも？
　承太郎から口説かれた事に、ミドラーは赤面した模様。
　これを機に、ポルナレフやアブドゥルや花京院やジョセフも、ミドラーを口説くように言葉をかける。
　ところが、彼女にすぐさま 心から言ってない と見抜かれてしまって激怒。
　スタンドの舌で承太郎が攻撃されてハイプリエステスの奥歯までぶっ飛ばされてしまい、このまま上下に挟まれて噛み切られる様に潰しにかかってくる。
　さらに最悪にも、歯の硬度は ダイヤモンド並 だというのだ。
　ジョセフたちも助けようと動くも、ハイプリエステスの舌に妨害されてしまって身動きも取れず。
　結局、救助は間に合わず、ハイプリエステスの歯はこのまま噛み切る様に擂り潰してしまった(><)
　まさに、今度こそ、第三部、完！と唱えそうな展開だったが、今回もそうならず♪
　なぜならば、スタープラチナの破壊力はと言えば――！
　
　ダイヤモンドの硬度以上だったからだ。
　
　ついでに、ほかの歯も破壊しまくり。
　
　結局、全部抜歯となりましたとさ。
　この隙に、承太郎たち全員は抜歯した口から外へ脱出。
　ハイプリエステスが消滅していく姿を見守る余裕すらなく、大急ぎで地上に向かって浮上していくのであった。


　ようやく、海上に出てエジプトの大地に足を踏み入れられた一行。
　すぐ近くには、ハイプリエステスのスタンド使いであるミドラーが痙攣を起こして倒れていた。
　ポルナレフがミドラーの素顔を見に確認に向かうが、全歯抜歯もあって見ない方がいいらしい。
　素顔を見たい方は、検索で調べてもらった方がいいと思います。
　できれば、いずれはフィギュアとかで出してほしいですが、北斗の拳のユダのフィギュア化よりかは可能性あり？

　本来ならば、成田国際空港から飛行機で20時間あまりで到着するはずが『30日』もかかったエジプト到着。
　いろんな場所でいろんな敵と戦っての到着に、一行は色々と思い出す様に感無量になっていた。
　無論、デス13との戦いについては、花京院以外は記憶にないですが☆彡

　この後は、近くの村にてジョセフがスージーQに電話連絡。
　一応、承太郎がジョセフの仕事の手伝いをするって事で同行している という名目にしていて、失敗が決してできない“とても大事な仕事”だと伝える。
　するとスージーQから、孫の承太郎の声が聞きたいって事で当人に代わる様に要望される。
　そして、承太郎の声を聞くなり、おじいちゃんをよろしく頼むわね と言ってこう伝える。
　あなたたち、ジョースター家の男たちが力を合わせれば、
　きっと“どんな困難”も乗り越えられます。
　私は『そう信じてる』の。
　その言葉を聞いて、承太郎は祖母のスージーQは“状況を察している”と実感する。
　でも、今はそれをジョセフに伝えず、仲間たちと共にカイロに向かって車での北上を開始する――！


　一方、そのエジプト・カイロでは、ピードワゴン財団の監視員は、DIOの屋敷と思われる建物を発見して監視を続けていた。
　そんな折、その建物から、9人の男女らしき者たち が出てくるのを目撃。
　直後、その監視員は後ろから何者かに襲われてしまい、たった一閃のうちに首を切断されて殺害されるのであった。
　DIOもまた、不気味なまでの不敵な笑みを浮かべながら自分のスタンド能力の片鱗を発動させて、ジョナサンの肉体との馴染みを感じ取っていた。
　つくづく残酷だな、この“世界”というものは――！



　そういう訳で、ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダースの第1期は終了です。
　もちろん、この後のエジプト編はしっかりと1クール明けての来年1月から再開となります。
　まあ、これは1クール終了間近で変則4クールなのが、DVD＆BD収録の時点で発覚しておりましたが。
　3部の原作ではわからなかった部分をアニメで補完してくれた事で、色々と納得させてくれたのもよかったし、名前不詳な敵キャラに名前を出せた事で存在感がはっきり示せてよかったです。
　それ以上にすごかったのは、スタッフのBPOへの挑戦的映像＆演出。
　承太郎の喫煙シーンが黒くぼかされたり、シンガポールでのハーミットパープルを利用した映像変更は仕方ないからいいけど、それ以外にも『これは規制されるぞ！』っていろんなところをまさかのダイレクト放送という挑戦的な事を堂々とやったのはすごかった。
　最大なのが、デス13のところ。
　中の人が世界的有名なピカチュウの人な上、赤ん坊の○ンチ○＆ウ○コはおろか最後のお仕置きシーンまでも、変更すら皆無で堂々とやり遂げるという素晴らしさは、もう感服の一言でした。
　シュージロー自身、ここは絶対に変更されるなって思ってたくらいですから！

　次は、来年1月からの放送。
　もちろん、BS11でもやりますし、RKB毎日でもやりますから、今度のエジプト編での戦いはどういう感じに仕上げてくれるか楽しみでありますね♪
　ただでさえ厄介なのが多かったDIOの刺客たちなのに、さらに厄介なあの軍勢が立ち向かうのですから。
　ほんの少しネタバレすれば、今度の軍勢は“全員大人”だから、デス13の様な実例はありません☆彡
　それでは、来年の1月のエジプト編まで…！



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