シュージローのマイルーム2号店

　クルックスの話だと、星霊界の異変は突然だったそうだ。
　星霊魔導士と横道十二門の契約が、なんの前触れもなく自然と解除されたという。
　その影響かどうかはまだ不明だが、凶暴化した黄道十二門の星霊は猛威を振るい、星霊界は荒廃して弱い星霊は恐怖して隠れる有様だそうな。
　しかも、星霊王は行方不明になっていて、実質、ロキが黄道十二門のリーダーを張ってるそうです。
　ナツが吐露した『完全なる自由』という言葉を聞いて、クルックスは リベラム という言葉を告白する。
　ユキノは、持参していた古文書に関係あるかもと思い、懐から1冊の本を披露する。
　独自で調べてなんとか古文書に行き着いたものの、これ以上の調査ができなかったらしいので、ルーシィに危機を伝える事も兼ねてここに来訪したそうだ。
　そんな折、レヴィたちのチームがギルドに帰還。
　クルックスの話を聞いてみた上で、ユキノから古文書の内容を見てみる。
　彼女の見解では、どうやら古代メリディエスの研究書らしい。
　リベラムという項目の記述が多いそうで、レヴィはすぐさま即席の解読を開始する。
　クルックスも、人間界にもリベラムについての記述が残ってる事に感心し、リベラムについて説明を始める。
　リベラムとは、星霊が執り行うある儀式の名称。
　これによって、完全なる自由というのが手に入るという。
　それを執り行う際は、星霊をその鎖より放つ 天球儀 が必要らしい。
　現時点では、ロキたちはそれを手にしていない可能性が高いのは明白だった。
　レヴィも、即席で解読を行うも、内容の文字がいろいろと曖昧な上に言葉が古すぎて、これ以上の内容は難しいそうだ。
　ならばと目をつけたのは、魔導図書館のアーカイブ。
　そこならば、これ以上の情報があるかもと判断しまして、マカロフも敵より先に動いで詳しい情報を得ると策を講じる。
　そしてエルザに、その為の組み分けの采配を要望しまして、彼女も自分が考えた組み分けを行う。
　エルザ＆カナ組、ウェンディ＆シャルル組、グレイ＆ジュビア組、ガジル＆リリー組、ミラ＆エルフマン組は、手がかりがありそうな地域での情報収集を担当。
　ナツ＆ハッピー、ルーシィ、レヴィ、ユキノは、魔導図書館での探索。
　そして、各チームの横の連絡はウォーレンが戻り次第、執り行うとの事になりました。

　これでチーム分けが決まったところで、出陣……と思いきや、ナツがいない!!!!!
　なんと彼は、コッソリと、ホロロギウム＆クルックスと一緒に星霊界へと直行しちゃいました(><)
　言うまでもなく、自分1人で黄道十二門全員に挑むつもりです!!!!

　そういう訳で、なんとか星霊界に単身やってきたナツ。
　クルックスから星霊界用の服を調達してもらったところで、星霊界に無事到着。
　しっかし、到着早々、タウロスの襲撃に遭遇。
　ナツは炎の力で応戦をするものの、普段とは180度真逆なタウロスの前では攻撃が通用せず。
　その上、今や星霊魔導士と星霊との契約は、何の意味も持たない と断言してしまう!!!
　これにマジギレするナツは、火竜の剣角で反撃するも、あっさりかわされてしまいそのまま星霊界の下へと落下してしまいました。


　一方、魔導図書館にやってきたルーシィたちは、急いでリベラムについての調査を開始。
　でも、それに関する手がかりは………『メリディエスは南という意味』と『リベラムは、アストラル・スピリタスという場所で行われる必要がある』というものだった。
　それ以外は、本自体が古い為に内容も曖昧すぎて、所在の記述とかについても手がかりがほぼない状態だった。

　その時、ルーシィたちの足元の床などが小さく半球に抉られてしまい、そのまま下の階層へ落下する事態が発生(><)
　もちろん、これをやらかしたのは、バルゴ。
　レヴィの攻撃もまったく通用せず、無差別に暴れまわってくる。
　ルーシィも覚悟を決めて、エトワールフルーグを出して応戦するも、バルゴのエトワールフルーグと比べたら段違いに下っ端レベルでは話にならず、バルゴの中の人によるドSキャラ全開の猛威がふるいまくる。
　そこに、軽装になったユキノが、セイバートゥース仕込みの格闘術で反撃。
　ルーシィも、ユキノと一緒にバルゴの足止めを行いまして、その間にレヴィが手がかりをみつけようとする。
　すると、バルゴによって落とされた数々の本の中に、1冊の寄贈品の目録の本 を発見。
　本の内容を拝見してみると、天球儀がそこにあると確信し走り出す。
　どうやら、遺跡の発掘調査の際に発見したそうで、考古学研究所も兼ねていたこの場所に一応、寄贈したらしい。
　だが、その内容は、バルゴが僅かな隙で遠目で拝見!!!
　そうとは知らず、ルーシィはユキノに、ほかの星霊もやってきてる可能性もあるからと、レヴィの警護をお願いし、自分がバルゴの足止めを行う。
　もちろん、一度は取り逃がしてユキノ＆レヴィを追走し始めるものの、すぐに追いついて反撃……と思いきや、エトワールフルーグを自由自在に操りまくるバルゴに一方的にやられまくってしまう。


　とりあえず、寄贈品がある倉庫にやってきて捜索をする2人。
　でも、倉庫を調べてみるだけでも、どれぐらいかかるかもわからない状況。
　ユキノから、自分が寄贈品の目録の本を見てる最中のバルゴの視線が気になる旨を聞いて、レヴィに天球儀を探させた上で強奪するつもりだと理解したレヴィ。
　考えてみた結果、この場所が東倉庫で、ほかの方角の倉庫があるはずだと判断。
　古代メリディエス語の言葉から、メリディエスという言葉の意味が『南』という事から、南倉庫にそれがあると結論づける。
　しっかし、南創庫を探そうにも、あまりにも広大すぎる魔導図書館。
　そこに、バルゴにボコボコされまくりのルーシィとハッピーが落下してきて、無事にレヴィたちと合流を果たす。
　レヴィはルーシィに協力をお願いし、ルーシィも銀の鍵でピクシスを召喚。
　これによって、南倉庫の位置が特定され、追ってきたバルゴの足止めを行う為、2人はレヴィを先に行かせる。
　だが、バルゴは図書館の各所を破壊して煙の弾幕を作り、そのまま隠れてしまう。


　その判断は大正解でして、なんとか天球儀を発見。
　なんとか、ルーシィ＆ユキノも、レヴィのところに合流を果たす。
　ところがその直後、バルゴがこっそり参上しまして、天球儀を強奪!!!!
　レヴィは、バルゴになにかを伝えようとするが、当の彼女はなんの聞く耳すら持たず。
　そんな折、星霊界の下側へと落下していたナツが、なんとこの場所に落下。
　この隙に、バルゴはそのまま星霊界へと立ち去ってしまう。

　だけど、事態はそれ以上に深刻だった。
　天球儀の目録の本の中にあったメモを見たレヴィは、ちょっと言いにくそうな表情を浮かべながら伝える。
　レグラムの儀式で完全なる自由を得た星霊はその代価として、12日間のみの持続しかない!!!!
　つまり、自由を得た代わりに12日間の命しかない という意味をなしていた(￣口￣;)!!!!

　次回のFAIRY TAIL－フェアリーテイル－は、第207話『ヒスイ立つ！』です。


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